戯言シリーズが何かって？

　第一作目の「クビキリサイクル」は第23回メフィスト賞を受賞し、「このライトノベルがすごい!」で、見事一位を獲得した作品。ちなみに、キャラクター人気投票(男子部門)でも主人公「いーちゃんが」一位に輝く。
　ミステリ小説なのであらすじ、とかはいえない。強いて言うなら、主人公「いーちゃん」19才が事件に巻き込まれ、見事回避していく作品だ。解決しない所が面白い。
　普通のミステリ小説と違うのは、登場人物が殆ど超人・天才・殺人者であること。
　殺人者が出てきても捕まえようとなんてしないね。危険だもん。
著者:西尾維新
発行:講談社
　講談社ノベルは22文字×18行、2段組のページ設定の本。

戯言シリーズ第一作目は「クビキリサイクル　青色ザヴァンと戯言遣い」である。

あらすじ
　青色サヴァンと呼ばれる玖渚友の付き添いとして鴉の濡れ羽島に招待されたいーちゃん。絶海の孤島に住む、財閥令嬢の赤神イリアは、そこに天才を集めて暇潰をしていた。五人の天才女性が集まったその島で、首切り連続殺人が始まる。戯言遣い、いーちゃんは犯人の凶行をとめることができるのか？

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　登場人物紹介
いーちゃん ―戯言遣い
　主人公。名前は明かされないが、玖渚にはこう呼ばれる。過去に何かどろどろしたものを持っているようだが、名前と同様に決して明かされることはない。
　かなり、頭が良くアメリカの研究施設に行っていたが、五年でやめて日本に戻ってくる。玖渚に会いにくるためだと、言っていたが、他にも理由がある模様。
　戦闘能力も0ではなく、かなり訳に立っている。
　しかし、自分の周りは天才だらけなので自分を「一般人」と、考えている。
　日本に帰ってきてからは、大学に入学したが、行かずにいつも家でごろごろ本を読んでいる。が、下手に出かけると事件に巻き込まれる。
　メイド萌。惚れっぽい。戯言遣い。男には冷たい。クールとみせかけてる。女のことばかり考えてる。「戯言だよな。」が口癖。
玖渚友―青色ザヴァン
　天才少女。技術屋。というよりかは、天才プログラマー。劣性遺伝子がなんだかんだで死の瀬戸際らしい。青い髪と瞳。いーちゃんラブ。「うにー」が口癖。 19才。
　玖渚機関という、世界の1/4を握る機関の長の娘。だが、次期頭首は長男の玖渚直の方。今は、破門されている。
　マンションのツーフロアを借りきり、その部屋の中にはコンピューターが詰まっている。いつも、引きこもってずっとコンピュータをいじっている。
赤神イリア　こちらも財閥令嬢。赤神財閥から破門されたお嬢様。絶海の孤島、鴉の濡れ羽島に住んでいる。天才を招待して、暇を潰している。DLLRシンドロームらしい。
班田玲
　メイド長。
千賀あかり
　三つ子メイド。長女。あまり喋らない人。情報捜査係みたいなことをしばしばやっている。
千賀ひかり
　三つ子メイド。次女。明るい人。 千賀あかりと違って嘘はつけないタイプ。
千賀てる子
　三つ子メイド。三女。メガネをかけているので判別可能。戦闘メイドである。エプロンのしたには鉄の板が入ってるらしい。怒るとすごく怖い･･･殺されそう。
伊吹かなみ
　天才画家。生まれつき足が悪い。
逆木深夜
　伊吹かなみの付添い人。普通の人。
姫菜真姫
　超能力者。未来・現在・過去の人の心が全て見える。
園山赤音
　七愚人。いーちゃんの行っていた研究施設のトップセブンの人。
佐代野弥生
　天才料理人。味覚を1000段階以上(正確な数字は忘れた)に分けて判別できる。一口食べれば、完璧にその味を覚え、同じものを作らせればそれよりおいしくなってしまう。
哀川潤―人類最強の請負人
　兎に角最強。多分この人にできないことはない。赤き征裁。

ってこんな解説始めたらきりがないので詳しくはこっち。

◆戯言シリーズ―wiki

やばいから、この小説やばいから。
最初はミステリー小説でトリックとかあるんだけれど、どんどん超人バトルに話が移っていって、ジャンル変わってるから。
最初から滅茶苦茶すごい設定ばっかだけど。特に人類最強の請負人とか。なんなの請負人って。てかんじ